お仕事日記:CLTは需要開拓

大断面集成材に近いのかと思っていましたが、うーん、近くて遠いような印象です。いや、詳しく大断面集成材のこと知っているわけではないですが、なんとなくデカイ施設の構造材というイメージが強くてなぁ。CLTは75%が一般住宅(アパートとかも含む)向けみたいなので、そこの印象で違うなと思っているだけかもしれない。
丸太からラミナとって乾燥してフィンガー、横に貼って板にして、それを積層(最大7枚)しでかい集成材をつくってプレカットして売る、という商売になっていて、製品を見る限り確かに強度あるだろうし、組立のパーツが少なくなるので素人目ながら施工が早いんだろうなという感じがするし、厚みがあるので耐火性もありそうに見えました。
しかし、なによりいいのは鉄骨やら鉄筋やらに取って代わるものであるということでして、新規の木材需要を開拓しているところです。商品あたりの木材使用量もでかくて、まるで日本の石膏ボード屋の戦略みたいでさらに素敵。
これスギでなんかどうにか作れんもんかというのが第一印象で、面材だけヒノキにするとか、そんな小細工もありなんじゃないかと思ったりもしたのだけれど、そんなにうまくいくもんじゃないんだろうか。それともそういう発想がないだけなんだろうか。その辺はどうにもよくわからないんだぜ。でも、もしできるなら、大径木が息を吹き返すことになるはずなので、ここはひとつどうですか筑波研。
工場内撮影禁止で油断してましたが、製品の写真くらいはとってよさそうだと思うので明日聞いてみなくては。