お仕事日記:machine cost control

機械は5年に一度更新ということで、某北海道の、最近内地に殴りこみを始めたらしい某カネ…コントラクターと同じようなペースです。
機械購入の際は、まずはハーベスティングのチームと打ち合わせして彼らが必要としている機械を選定するということで、オペレーター軍団からのヒアリングがまずは重要ですよということでした。…色々と、ありますよね。え、ええと、あぁそうだ、慣れたメーカーの機械を変えたがらない傾向(同じメーカー使いたい)はあったりするよということで、ここでMachine担当者が颯爽と登場しコストを試算するんです、するんですよ!
試算は機械費用(5年後に売却するように計算)と金利に加え、ハーベスティングの実績から取得できるたくさんのデータを利用(生産原価、人件費、修理費、立米/treeの平均や、一現場ごとの本数/ha、一年間で何回回送するかなんてのもある)してProfitとCostを試算し、償却期間(実際の償却年数より若干盛ってましたが)を利用してIRRを計算、合格基準(うちが山林買うときの倍以上)超えていればGoサインがでるよ、というシステムになっていました、ってIRRたけぇなこのやろう。あと、Smallクラスの機械は農家に売れるそうですが、Middle、Bigクラスは国内に買い手がいなくて困ってるとのことですので、いっちょ一台買ってみたらいいじゃないとのことでしたのでいかがでしょうか。1000万円くらいでいけそうですよ。
色々話を聞いていると、自前のオペレーティングチームがあるのもいいなぁと思わされます。生産原価の分析やコントラクターとの交渉など、いろんな場面で自前チームの利点を発揮しているようです。ちなみに75%はコントラクターだそうで、この比率だとリスクとリターンがちょうどいいと考えているとのこと。
あと、現場担当者的に考えるとハーベスタから取得できるデータが羨ましくてしかたない。出材のボリュームが日次でわかるだけでも幸せなのに、山の平均直径、本数、樹高、立米/本、走行ログを利用して進捗状況とおおよその伐採面積と、なんでもわかっちゃうんだぜ。間伐データ積み重ねれば成長量も把握できるだろうから固定標準地なんかの調査ともオサラバでござる。インド人もびっくりだ!