お仕事日記:all of Swedish is hunter

ムースハンティングのために、このシーズンにホリデーを取るworkerの多いこと多いこと。でも、ムースはplanting treeを食べる悪いやつなので、趣味と実益を兼ねていたりもします(話を聞いている限り、間違いなく彼らは純粋に楽しんでいるだけだと思うけど)。Forest owner can get hunting fee.とのことで、うまいことできてるなぁと更に感心した次第です。
ハンティングエリアごとに、大きさと頭数についてAll hunters have to get permission from Swedish government.とのことで、大勢のハンターが襲い掛かるにも関わらずムースの個体数は増えもせず減りもせず安定しているらしく、林業への影響とハンティング文化の継続に政府が一役かっていることが伺えます。あぁ、立派な政府だなぁと思って話を聞いていたらば、政府はwolf(発音注意!なかなか通じないぜ俺のウルフ!)を保護しているのでちくしょうめというお話もあるようですよこれが。一度絶滅しかけたらしく、wolfは保護されておりまぁ判断としてはまっとうだよなぁ、そうか獲物が減らされるのが嫌なのかしらと考えていたら、よくhunting dogが彼らに殺されるそうで、なるほどなと納得しました。また、「Good wolf is dead wolf!」と、どっかで聞いたことのあるようなフレーズをそのまま話していたのが非常に印象的でもありました。あ、そうそう、こちらの国は職場に犬や猫を連れてくるのは普通です。動物と暮らしたい人は狼に気をつけながらSwedenで暮らすといいんじゃないだろか。
ハンティングは20人くらいのチームを組んで行われており、勢子(with dog)と射手に分かれて獲物を追い詰めるというスタイル。私のhuntingのイメージは、大学時代の友人がやっていた孤独に獲物を追い回して疲弊するイメージと、紋別スノーモービル軍団、シューティングサイトからシャープシューティングの三種類で、大人数でチームを組んでやる(これを書いているうちに、知床でやってるやり方と同じ事に気がついた)イメージがなかったので非常に新鮮な体験でした。ただし、射手は寒空の下、釣り人のように静かにじっと待ち構えるのがお仕事なので、好みにもよりますが非常に地味かつ寒いです。私は待つのもまぁまぁいいかなと思いましたが、何人かにどうなん?と聞いてみたらば、「It's boring!」と力強く答えてくれました。
老いも若きも、社会的成功者もそうでない人も一緒になって、一つのコミュニティができておりそれが文化として長い間続いているというのは、なんとも羨ましい話。日本の文化だと、お祭りの神輿担ぎとか、よさこいソーランとか、さんさ踊りとかそういう奴に近いですが、実益兼ねてるところがちょっと違うところです。いやいや、どちらがいいという話ではないとは思いますが、仕事柄、あと個人的な鹿への恨みから、やっぱり羨ましいと思っちゃうんだぜ。
ちなみに、もうちょいスプラッタな写真もあるんですがアップしてもいいんでしょうか。内蔵はクマが食うから大丈夫とか、皮を剥いで肉になったとかそういうやつでして、人によっては嫌悪感を示しそうな気もします。ちなみに、私は全然平気でした。