ジョゼと虎と魚たち

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そこらへんにいそうな大学生の恒夫(妻夫木聡)。ある日、足が不自由な少女ジョゼ(池脇千鶴)と出会う。お互いに惹かれあい、そして。
いろんな人からこれはいいものだ、と薦められていて、ついこないだDVDを借りてきてやっと見てみました。見終わって、いや、これはいいもので。今まで見てなくて申し訳ないと思うくらいいい映画でした。
ジョゼがいい。恒夫がいい。特にラストの旅行シーン、あそこのジョゼがかわいらしすぎて言葉が出ない。恒夫の表情、話し方が哀しすぎて言葉が出ない。…でもね、やっぱりジョゼがいい。うまく表現できないが、ええと、あれだ、完璧超人?ネプチューンキングみたい…なのではなく、そうだ、げんしけん荻上千佳のようなと言ったらいいか。わかりづらいか。わかりづらいね。わかってー。
映画冒頭からラストシーンが想像できるように作ってあるのだけれど、あのオープニングがあるから、きっとこの映画は、主人公は、そしてスクリーンの前の私は救われる。あのオープニングが、恒夫の涙とジョゼの笑顔から受ける何かを和らげてくれるのだから。
音楽がまた良くて、雰囲気と音楽がうまく溶け合うことでいろんな場面がさらに印象に残る。私はサントラを買うべきか、DVDを買うべきか、それとも両方買うべきなのか。