ALWAYS 三丁目の夕日

http://www.always3.jp/05/
激しく後悔した。私はなぜこれを映画館で見なかったのか。

さっき見たばかりなのでうまいこと文章にできないが(そもそもいつもうまいこと書けてないが)、明日から公開の続・三丁目の夕日は見に行くことに決めた。紋別に映画館はないが、あのキャストが変わってないんだから確実に年末までやっているさ。なんなら旭川か北見まで見に行ってもいい、いやむしろ見に行くべきか。

当たり前だが、この映画の情景と自分が生きてきた世界にははっきりと差がある。私が生まれた時にはすでに東京タワーは立派に東京の街で電波を飛ばしていたはずだし、力道山はとっくに刺されていて、冷蔵庫も洗濯機も当たり前のようにあったのである。しかし。この心にずしんと響く懐かしさはどこから生まれてくるのだろうか。

少し考えてみる。この感情は懐かしさではなく、羨ましさなのではないか。

日本人がというとおこがましいが、きっとあの世界が我々にとって憧れの世界だ。もっとわかりやすく言えば六子と淳之介が憧れなのである。茶川と鈴木家のような生き方が羨ましいのである。今の日本には失われた、過去にあったかもしれない『赤の他人』への深い関係と愛情に対して、我々は嫉妬し、憧れて羨ましくて、そして感動させられるのだろう。