遠くの空に消えた http://to-ku.gyao.jp/

先週東京に行ったとき、ほんとに久しぶりに映画館へ。そして素晴らしい映画を引き当てて二重の喜びでした。

オープニングで飛行機に乗っている青年。そして、空港ができる前の田舎の物語が始まります。空港建設をめぐって揺れる田舎の大人たちと、そんな問題は関係ない子供たち。しかし、そのひずみは子供世界にも影を落とします。そして、ある日事件が起こるのです。そのとき子供たちは…。

田舎のゆっくりとした平和な日常が、すこしずつ動かされていくところが非常にうまく描かれています。日常と変化の繰り返し。見終わった直後に少し思ったぶつ切り感はそういう効果を生んでいたのか、そう思い直して改めて映画を噛み締めました。あれで、いやあれがよかったんだわ。

神木隆之介を初めて見たんですが、神童という噂そのまま成長しているようです。今何歳なのかわかりませんが、空気の作り方というんでしょうか、もう子役のそれではありません。それに負けまいと、まわりの子役も力強く生き生きとした空間を作り上げていました。未来の卵ってこういうもののことなんでしょう。

次は何を見るのかな。やっぱEVAかね。