お仕事日記:Czech private forest

http://www.prodej-drivi-na-pni.cz/
チェコは50%がState forestによる木材供給となっています。では残りの民有林はどうなんだというと、上記リンク先のネットオークションサイトが利用されているようです。話によるとチェコの全てのPrivate forestはこのシステムを利用しているとのことでした(例外はあるんでしょうけども)。入札は入札期間が決まっていて、開始日が一番高く、終了日に近づくにつれて安くなっていくという逆オークションだそうで、なるほどうまいこと考えられているなと思った次第です。
チェコ語スロバキア語しかないので全く読めないと思いますが、適当にクリックしていくとなんとなくわかるんじゃないかと思います。Google mapと連動していたり、樹種やらボリュームやら現地写真(位置情報付き!)などの情報が一覧で見られたりと素敵な機能が満載の洗練されたシステムになっています。このシステムとはあんまり関係ないですが売込山林の受付作業を思い出すと、このサイトの利便性には感動で妬みで涙がちょちょ切れます。いや、アーカイブ的なものをGoogle mapかGoogle earthに残すようにしていくと実は便利なんじゃないかと今思いついたぞ。Excel管理は不便だし誰も見ないし。
あー、話がそれましたが、このシステム日本でも可能性があると思いませんか。森林組合が組合員の山をシステムに登録して、伐採業者か流通業者が気軽に入札、なんて画が描けるんじゃと思ったんですがどうでしょうか。販売強化したい、もしくは今まで切り捨てしかしてなくて丸太を売るノウハウの無いようなところにウケそうな気がせんでもない。今んとこ実需はあんまりないかもしれないけれど、取組としては面白くなる可能性があるんじゃなかろうかなー。国とかどっかの市町村をだまくらかし…提案してみたら、乗ってくるところあるんじゃないですかね。