お仕事日記:Sawmill

この国では、工場中心になるのは避けがたいのかと感じます。最初に管理側から大枠の話を聞くことができましたが、バックオフィス業務もほぼ工場中心であり、森林情報は各バイヤーに一任されている様子です。立木買いもオーストリアでは10%くらいでして、そんな環境でも、林業と工場がだいたい半々くらいのプランになっており、これは非常にありがたい話しであるなぁとそう思っているところです。ちなみにチェコはState Forestから立木で買うのが半分とのことなので、こちらは大いに期待ができるんじゃないかと思っています。
丸太を1cm毎に分別して径級ごとの最適なcutting_programで歩留高いぜ!というのが最も印象的で、日本でもやれば山側で検収もしなくて良くてイヤッホゥぐへへとか考えてわくわくしたのですが、AMSの同期と話したところ日本の製材工場は国内向けしかやらないからそんなに分ける必要ねーよ、と言われてしょんぼりしました。言われてみれば、俺が考えつくようなことが有効ならすでにやってるとこがあるはずだよねぇ。いやまて、輸出、輸出しちゃえばいいんじゃね。B材中心で挽いてお隣に持っていけば、夢が広がって、、、って中国はあれか、今んとこスギヒノキがチャイナ建築基準法じゃ使えないんだっけか。いやまてカラマツか、カラマツならやれるのか。
話を戻して、オーストリアでは丸太価格が上昇傾向であり、またこの辺はSawmillが過剰だということで、生き残りを懸けて必死なんだよとのことです。いやいやそんなご冗談を、と思わんでもないのですが、バルティックとかスカンジナビアもライバルだしね、と言われるとそれもそうだなと思い直します。Swedenしかようわかりませんが、彼の国は丸太価格が比較して随分安く、工場もなんだかX-RAYで丸太の中身まで見ちゃうんだとか言ってたり、工場土場の在庫が4日分で問題ないくらい林業が力強かったり、なにより海が近くて物流コスト低かったりと、外から比較すると負ける要素はないんじゃないかと思うくらい競争力が高そうです。まぁ、ユーロの問題があって苦戦してるとのことですし、物流やってる人や工場側の人から言わせるとそんなこたねぇんだよという話が出てくるのだと思いますが。
言葉については、たまにドイツ語無双になるので、翻って気楽な感じです、、、なんていうと怒られると思うんだ。