やらなきゃいけないこと

今度、会社の都合で「森林情報士-森林航測」なるマイナー資格を取ることになりました。事前課題をレポート提出するという、大学以来の作業に辟易と懐かしさが同居していて、どうにか楽しく勉強できるようにと悪戦苦闘しています。仕事がらみで金を使ったり時間を使うことは、相変わらず腑に落ちない感じですが、よう知らんことを学ぶのは楽しいものです。
森林航測ってのはなんなのかというと、航空写真を使って森林を色々と測ってやろうという技術で、衛星リモートセンシング全盛期となった近年では失われつつある技術になります。林学学んだ人なら、実体鏡使って立体視ってのがわかりやすいかもしれません。写真を使って樹高を計測したり、面積あたりの本数出したりできるわけですが、いかんせんアナログ技術なのでパソコンでぱぱっと結果がでます、誰でも手順を覚えればできます、というものではなく、技術者が地道に目で数えたり測ったりするもので時間と手間と技術が必要です。金の落ちない林業では流行らず、同時にリモセンが発達してきてもう消えるのか、というような感じだったのですが、近年はIRなんかで森林大事にするぜ、みたいな大手企業が山に金を出したり、まだまだリモセンには限界があったりで、もしかしたら見直される可能性があります。あるかな?どうだろか、という現状にあります。
そんな技術を学ぶべく、高校用の教科書「測量」を買ったり、会社で古い森林航測の本をあさったり、グーグル先生にお願いしたりしながら、レポートを書く一日。これは、休みなんだろうか。