全日本柔道体重別初日

雑感をメモ。やはり民放は厳しい。決勝を延長戦から始めるのは勘弁してくれ。
テレビ放送があった分だけを見ると、優勝者でオリンピックでも活躍できそうな切れ味を見せていた内柴は当確だろう。決勝の腕ひしぎはテレビの前で思わず声を上げるほどで、会場で観戦していたらそれはもう興奮したに違いない。-81kgはスター不在と言ったけれど、加藤を見てその考えを改めなくてはいけなくなった。内柴や野村もそうだけど、寝技がうまい選手はちょっと素敵だ。今回はちょっと厳しすぎる判定で無念の準優勝だった(本当に国際審判規定か?と疑うほどに)けれど、今後がとても楽しみな選手が見つかってよかった。今回は小野が代表だろうけども、どこかの国際大会で加藤を見られる日は近いと思う。して、野村が準決勝で負けてしまった。組み手が厳しいのはわかるけども、相手がそういう風に来ることがわかっているのだからどうにかしなくてはいけない。そういう意味で今日の野村はダメダメだった。でも優勝した平岡も迫力に欠ける決勝だったので、この選考はかなりもめるだろう。といっても普通に考えれば平岡なんだけれど、どんな理由で野村を選ぶのか、電通あたりの偉い人が今頃頭をフル回転させているに違いない。
塚田は決勝のような試合だと本番は厳しい。自分から前に前に、攻めて攻めて攻めまくる柔道をしなけりゃでかい中国には勝てない。国内相手でも仮想世界でやる気を出さなくちゃあかんと思うのです。中澤は試合の放送がなかったよ…。穴井の決勝はいい試合だったけれど、この階級の外国勢は穴井よりもでかいやつが多いので、もう少しスピードがないと世界では厳しいかもしれない。上野姉は山口香の解説どおりで、全盛期の足からの連携がなりを潜めて準決勝で敗退。足技自体のキレは衰えていないため、あの頃を覚えている人にとっては非常にもどかしい試合運びで、衰えたことが印象付けられてしまった気がする。優勝した岡の背負い、最後手で体を払っていたのが見えていた山口香はやっぱり凄い人だと思った。一方で篠原の解説はいつもどおりでいてもいなくても同じでなんだか安心した。
今日仕事を終わらせてきたので、明日はリアルタイムで谷本を応援だー、とおもったら放送7時からかよ!ひどい。